バスルームと風水

トイレと浴室(バスルーム)は、家の中で一番汚れやすい場所です。風水では、汚れやすいということは、ツキを落としやすいことを意味します。 このため、部屋がどこに位置や方角にあっても、吉相になりやすいと考えられています。 何らかの工夫をしないと、金運にも健康運にも悪い影響を与えかねません。 風水の知恵で吉相にして、幸運のパワーを呼び寄せましょう。

お風呂(浴室)

お風呂は、その日の汗や汚れを落として、さっぱりキレイになるところ。湯船にゆっくりとつかって、一日の疲れを癒すのは、ほんとう気持ちの良いことでよね。

お風呂に入るということは、風水では、身体についた汚れを落とすこととともに、悪い運気を洗い流す役割があるとされています。

汚れた気が溜まる

ところが問題は、浴室には悪い気が停滞する恐れがあるということです。 体に溜まった汚れや、外から持ち帰った厄を落とす場所なので、どうしてもそのまま厄が溜まってしまいがちなのです。 このため、浴室は家の中のどの位置にあってもマイナスに働く恐れがあるのです。

湿気

浴室でもう一つ問題になるのは、湿気です。風水では、湿気のある場所には、新鮮な気のエネルギーをとどめる力が弱いと考えられています。 だからどうしても、お風呂はエネルギーが弱い状態となります。健康運などに対してマイナスに働きかねません。

対策は「換気」

お風呂の運気アップ法としては、まず、使い終わったらすぐに窓を開けて空気を入れ替えることです。 窓がない場合は、24時間換気をしてできるだけ湿気を取り除いましょう。 いかにカラッとした空間を作り出せるかが、健康運を左右します。

お湯を使い切る

また、お風呂の残り湯も翌朝の洗濯に取っておきたいと思うものですが、なるべくその日のうちに使い切るようにしましょう。

拭く

また、お風呂を使った後は壁や鏡、蛇口といった場所を乾いた雑巾でサッと拭き上げるといいでしょう。 石けんやシャンプー、リンスなどの入浴セットは浴室に置きっぱなしにせず、一つのカゴに入れて使う時だけお風呂場に持ち込むようにすれば、カビ予防にもなり、清潔に保つことができます。

トイレ

トイレは家の中で一番汚れる場所です。家のどこにあっても吉に働くことがない凶作用の強い部屋だと言われています。

理想は「切り離す」

昔のトイレは衛生面から、母屋の外に切り離されていることもありました。実は、風水の観点からは、これが最も理想的だといいます。

今でも土地に余裕のある富裕層のお宅では、トイレとお風呂を母屋から切り離し、屋根も壁もある短い渡り廊下でつないだ別棟として建てられることがあります。しかし、大半の人にとってそれは現実的ではないですよね。

掃除と換気

トイレの運気を上げるにはお掃除と換気が肝心です。 また、便座のブタは毎回キチンと閉めて、汚水の陰気が上がってこないようにしましょう。

スリッパやマット

トイレマットやスリッパ、タオルには方位別の風水カラーを取り入れて凶相のマイナスをカバーするといいでしょう。